誕生日

幸吉

2008年08月15日 12:34



今日は 終戦の日 そして私の末っ子の誕生日です。

なので その子には 平和を願う気持ちで 名前をつけました。





東 公平(ひがし こうへい)著 日本将棋連盟発行 

「升田幸三物語」より

将棋とチェス論争


終戦から二年後の夏 法人化を申請中の 日本プロ将棋界は

決定権を握るGHQから 事情徴取を受けました。

そこへ乗り込んだのは 度胸を買われた当時の升田幸三八段。

GHQが「チェスと違って 日本将棋では 取った駒を自軍の兵隊として使用する

これは捕虜の虐待で国際条約違反だ 日本軍の捕虜虐待に通じる思想ではないか」

との難くせに 当時の升田幸三八段は

「冗談を言われては困る チェスで取った駒を使わんのこそ捕虜の虐殺だろう

日本の将棋は敵の駒を殺さない 常に全部の駒が生きておる これは

人の能力を尊重し それぞれに働き場所を与えようという正しい思想である」

と切り替えし GHQを納得させた話が載っています。

名人に自分が駒(香車)を一つ抜いて勝つみたいなことを書き残して家を出て

のち本当に実現しちゃった方の話です。

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